大麻依存症・覚醒剤依存症の駆け込み寺 神宮司龍峰 吉本弥生
大麻依存症・覚醒剤依存症の駆け込み寺 神宮司龍峰先生 吉本弥生先生
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神宮司龍峰先生が依存症のあなたを必ず救済します
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覚醒剤の恐怖と実態
覚醒剤とは、覚せい剤取締法で規定されたアンフェタミン、メタンフェタミン、及び各その塩類を指します。「覚醒剤」という特定物質があるわけではありません。ただし、国内で流通している覚醒剤の多くがメタンフェタミンであることから、ここではメタンフェタミンについて解説します。
top 俗称としては、「チョーク」「クランク」「クリスタル」「アイス」「メス」「スピード」などがあります。 メタンフェタミンは、通常白色で苦みのある粉末または錠剤で用いられる中枢神経刺激薬(脳を興奮させる薬)のひとつです。
結晶状のメタンフェタミンは、ガラスの破片や光沢のある青みがかった白色の岩石のような外見をしています。その化学構造はアンフェタミンに似ています。アンフェタミンは、注意欠陥多動性障害(ADHD)やナルコレプシー(睡眠障害のひとつ)の治療に用いられる薬剤です。
メタンフェタミンは脳内化学物質であるドーパミンの量を増加させます。ドーパミンは体の動きや意欲、報酬系の強化に関係します。この薬物は脳内の報酬系に高いレベルのドーパミンを急速に放出させるため、薬物の摂取行為を強化し、反復使用を促します。
短期的影響について
メタンフェタミンはごく少量を摂取しただけでも、コカインやアンフェタミンといったその他の中枢神経刺激薬と同様の健康影響をもたらします。健康影響には以下のようなものがあります。
・覚醒作用および身体活動の増加
・食欲の減退
・呼吸数の増加
・心拍数の増加および不整脈
・血圧および体温の上昇
長期的影響について
メタンフェタミンを注射する人は、HIVウイルスやB型肝炎、C型肝炎といった感染症のリスクが高まります。これらの感染症は、血液またはその他の体液を通じて感染します。また、メタンフェタミンの使用は判断力や意思決定能力にも影響を及ぼすため、無防備な性行為などの危険な行動につながり、感染症のリスクが高まります。
この薬物により得られる「高揚感」はすぐに表れてすぐに消えるため、反復使用となるケースが少なくありません。場合によっては「めちゃ打ち」「追い打ち」と呼ばれる使用パターンに陥り、数日にわたって寝食を忘れて数時間おきにメタンフェタミンを摂取し続けることもあります。
・吸引
・喫煙
・嚥下
・鼻からの吸引
・水またはアルコールに溶かした粉末の注射
メタンフェタミンの使用はHIV/AIDSを進行させ、その予後を悪化させます。メタンフェタミンを使用しているHIV陽性者は、使用していないHIV陽性者に比べて、多くの神経細胞が損傷され、認知機能に障害を及ぼすことが複数の研究で指摘されています。ここでいう認知機能の障害とは、思考や理解、学習、記憶に関する障害のことです。 メタンフェタミンを長期に渡り使用することで、以下のような悪影響を及ぼす場合があります。
・極度の体重減少
・深刻な歯科疾患(歯がボロボロになる)
・激しい痒み、および掻いたことによる皮膚炎
・不安
・混乱
・睡眠障害
・暴力行為
・被害妄想(他人に対する極端かつ理不尽な不信感)
・幻覚
・現実には存在しない感覚やイメージ
更にメタンフェタミンを継続使用することで、脳内のドーパミン神経系を変化させ、協調運動の低下、言語学習能力の障害につながります。メタンフェタミンの長期使用によって、感情や記憶をつかさどる脳の領域にも深刻な影響を及ぼすことも報告されています。
メタンフェタミン使用者に見られる感情や認知機能の障害の多くは、これにより説明がつきます。 これらの脳への影響は、薬物使用を中止して一年以上経過すれば元に戻るものもある一方で、長期間に渡り断薬を続けたとしても回復しないものもあります。
最近の研究では、メタンフェタミン使用者は、運動機能をつかさどる神経の障害であるパーキンソン病を発症するリスクが高まることが示されています。
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