鹿児島県鹿児島市清和在住の介護福祉士裁判闘争 資料その3
鹿児島県鹿児島市清和在住の介護福祉士裁判闘争 資料その3
介護福祉士は人殺しなのか
福島県田村郡小野町の特別養護老人ホーム「つつじの里」で入所者の女性(94)に暴行し殺害したとして、福島県警田村署小野分庁舎は12月7日午後0時40分ごろ、殺人の疑いで小野町和名田字下落合、同施設職員の介護福祉士冨沢伸一容疑者(41)を逮捕した。介護福祉士は人殺しなのか
逮捕容疑は10月8日夜から9日早朝にかけ、施設内で入所していた須賀川市の女性に暴行し、殺害した疑い。
同署小野分庁舎などによると、9日午前5時ごろ、夜勤だった冨沢容疑者が「個室のベッドで女性が亡くなっている」と施設の看護師に電話で報告。施設主治医の診断で当初老衰とされたが、不審に思った関係者が10日、警察に通報した。女性の上半身などには複数のあざがあり、同署小野分庁舎などが詳しく調べた結果、死因は外傷性の出血性ショックだったことが判明した。
特別養護老人ホーム「つつじの里」を運営する社会福祉法人かがやき福祉会によると、冨沢容疑者は2019年9月の開所時から介護福祉士として勤務。事件当時は、施設スタッフの勤務体制の調整や指導を行う「ユニットリーダー」という役職の一人だった。
昨年春ごろ、冨沢容疑者が担当していた別の入所者の腕にあざが見つかったことがあったという。職員が冨沢容疑者に事実確認をしたところ「車いすに乗せる際に腕を強くにぎってしまった。虐待はしていない」と話したため、注意だけで終わったという。
「両手の甲に複数あざ」遺族証言
女性の長男(65)は7日、マスコミなどの取材に応じ、「歩くことも話すこともままならない人に対して、どうして暴力を振るったのか理解できない」と心境を吐露した。
長男によると、女性は昨年1月に脚の骨を折り、一人では歩けない状態になったため、同6月に施設に入所した。施設には新型コロナウイルスの影響で立ち入れず、女性に会えるのは3カ月に1度の通院の時のみだったという。
9日朝にケアマネジャーから「女性が亡くなった」と連絡があった。老衰と診断されたが、家族らは3日前に女性の元気な姿を確認していたため違和感を覚えたという。遺体は、見える範囲だけでも首や鎖骨のあたりや両腕両脚が全体的に黒く変色していた。
女性は5月にも、血を吐いたなどとして病院に搬送されていたという。
長男は「母は我慢強くて口数も少なかったので、助けを求められなかったのではないか。本来ならば楽しく人生を終われるはずだったのに母に申し訳ない」と無念さをにじませた。
鹿児島県鹿児島市清和在住の介護福祉士裁判闘争委員会